OKAYAMA PHOTO AWARD 2025 総括

この度はOKAYAMA PHOTO AWARD 2025 (以下OPA2025)へのご参加、誠にありがとうございました。
無事に展示会、表彰式を終えて実行委員メンバー一同ひと安心してるところです。
これは我々メンバーだけでは成し遂げられなかったことで、ご協賛いただいた企業様、審査をしてくださった審査員様、出品してくださった出品者様、ご来場いただいたお客様。
皆さんのお陰でこの公募展ができたことに感謝申し上げます。
さて、今回のOPA2025は3回目の開催となり、1回目、2回目に増して出品者数、出品数、来場者数すべて増加となりました。これはOPA自体の魅力を感じてくださる方が増えたのではと感じております。
思い返せば第1回目の時…
「出品料が高すぎる」、「条件が多すぎる」、「2段で展示なんて…」
など様々な批判から始まりました。
ただ我々メンバーは純粋に岡山で写真をしている方々にもっともっと写真を楽しんでいただこう!
そのきっかけになれればと…
その想いだけで第1回目を実施しました。
第1回目が終わり周りからの意見もどんどん変わっていきました。
「展示会とっても良かった!」
「〇展よりOPAの方が素晴らしい作品が沢山あった」
「ぜひ来年出してみたい」
など、喜ばしい声を沢山いただきました。
しかし、第1回目を終えて集計等を確認しているとあることに気づきます。
40代以下の出展者がほぼいない…
一気に不安になりました。
そうです。
ほぼ年配の先輩方からしか出品がなかったのです。
10年先、同じ規模で開催出来るのか?
第1回目の際、審査員の先生方との談話で高校生について話が出たのをきっかけに、第2回目は「アオハル部門」の新設を行いました。
告知のために高校写真部の展示会であいさつさせていただいたり、各学校の顧問の先生がたに協力をお願いしたり、積極的にお声がけさせていただき何とか数も集まりました。
将来、アオハル部門を卒業した後、一般部門にチャレンジして写真を続けていける環境に一役たてれば御の字だと思いました。
しかし一般部門での出品者年齢は相変わらずのまま・・・
そして今回3回目となり、OPAも沢山の方に知ってもらえるようになり20代、30代からの出品が一気に増えました。
SNSでの繋がりを軸に沢山の方と知り合い、出品していただくことになりました。
また2回目の展示会場で次年度のPRをしていたのも効果があったのかなと感じております。
そして嬉しかったのが、第2回目にアオハル部門で出品していた高校生が卒業して一般部門へ出品してくれたのです。
写真を続けていける環境に少しでも貢献出来たことが何よりもうれしい出来事でした。
第2回目に続きKANIフィルター様、今回よりH&Yフィルター様による企業ブースやセミナーもご来場者数の増加に繋がったのではないかと感じています。
ありがとうございました。
もちろん良いことばかりでは無く、今回も問題点や様々なご意見がありました。
こういった声を次回の開催にむけて改善や修正をすることで、もっと中身の濃い公募展になるのではないかと思っております。
表彰式最後のあいさつでも述べさせていただきましたが、今回両部門とも若い方がゴールド賞を受賞し年配の先輩方は世代交代などと思っているかもしれません。
ですが、これをきっかけに「若い者にはまだまだ負けない!」とぜひ向上精神を持っていただき、若い方から年配の方までが岡山を盛り上げられる公募展になればなと思っております。
来年も開催は確定しております!
来年は今年以上に盛り上がれるよう実行委員メンバー一同頑張りますので、出展を予定されている方はより良い作品を撮影されるよう頑張ってください。
ではまた来年お会いしましょう!
OKAYAMA PHOTO AWARD 実行委員会
実行委員長 中井正人
会場 風景






会場内には、一般部門135点のA2・全紙サイズの写真を2段で、アオハル部門46点A3サイズを3段で展示しました。
表彰式 風景






110名を超える来場者の中で行われた表彰式では、賞の発表のほか、審査員の永島俊介先生、上田晃司先生、コムロミホ先生からの講評やアドバイスを聞くことができました。また、この様子はインスタグラムのライブ配信でも視聴できるようにしました。
応募者統計
特別展示「アオハル部門」は、全14校の小学校・中学校・高校から46名の応募がありました。
ここでは、一般部門 出品者数110名 出品点数135点の集計を行いました。
OKAYAMA PHOTO AWARD2025では、40代未満の方が増え、新しい風が吹いてきている印象です。





オーディエンス賞
ご来場いただいた方に審査をして頂くオーディエンス賞。
一般部門は投票用紙形式で、アオハル部門は会場内設置のQRコード投票で行いました。
無効票を除く一般部門の有効投票件数は、風景・自然部門 982件、自由部門989件の合計1,971件でした。
*無効票となる条件…投票用紙に複数番号の記載がある、または白票
アオハル部門は、会場内での案内を改善しましたが未だ投票率は低く、全投票件数は270件(前年比164%)でした。
投票された用紙は応募者へお渡しさせて頂きますが、その中でいくつかご紹介。
このようなメッセージが応募者に届いています。






アオハル部門は、電子投票で投票されたコメントからいくつかご紹介します
・女の子の表情から、感情がダイレクトに伝わってきて、幸せな気分になりました
・ほぼ漆黒の画面に深い藍色の瞳が鮮烈で渋い写真。格子をど真ん中にしたのも英断!
・大好きな人を見る眼差しが可愛い
・忘れていたピュアな気持ちを思い出しました
・1番好き。家に飾りたい
<風景・自然部門 オーディエンス賞 上位5作品>
<自由部門 オーディエンス賞 上位5作品>
<アオハル部門 オーディエンス賞 上位5作品>
ご来場者数
岡山の写真コンテスト OKAYAMA PHOTO AWARD 2025は
2025/5/27(火)~6/1(日)の5日間で開催いたしました
ご来場者数は、1303名 でした。(前年比128.1%)
たくさんのご来場、ありがとうございました
CHALLENGE
OKAYAMA PHOTO AWARD 2025は2024の反省を踏まえ、様々なことに挑戦しました
1)オーディエンス賞の電子投票にコメント追加
OPA2024にて高校生を中心として小学生から高校生までが展示できる特別展示「アオハル部門」を新設しました。
一般部門のオーディエンス賞では専用用紙による投票で、コメントが書かれている嬉しさがありました。
OPA2024のアオハル部門のオーディエンス賞は投票のみでコメント欄がなく、出品者は感想を受け取ることができませんでした。
OPA2025ではコメント欄を追加し、全270の投票に対して137件(50.7%)の投票にコメントがありました。
周知不足はいまだに否めませんが、QRコードの操作が好みでない来場者の方やスマートフォンを忘れたという方もいらっしゃる中、大都市部の展示会での投票は電子投票が主であること、これからの将来はそのように進んでいくと考えられることから、今後もこの方針で実施してまいります。


2)審査員紹介と協賛パートナー紹介
会場入り口に審査員紹介パネルと協賛パートナー紹介コーナーを設置。
「どんな写真を撮るどんな方が審査員なのだろう?」という疑問を解決するために、審査員の先生からご提供いただいた作品とともに審査員の方のプロフィールを掲載。じっくりと見る来場者の姿が見受けられました。
協賛パートナー様の資料を置いたり、WebサイトへのQRコードを掲示。これを機会にさまざまなメーカーや商品を知る機会になればと思い、設置しました。


3)前日審査
OPA2024までは最終日午前中の審査でした。
それによって余裕がないスケジュールとなっていたため、前日夕方からの審査としました。
審査員の先生方には作品をじっくりとご覧いただきながら審査をして頂くことができました。


4)表彰式の簡略化・もうちょっとで賞の新設と表彰式後の再開場
OPA2025では表彰式の変更をおこないました。
「1.表彰式の一部短縮」「2.もうちょっとで賞の新設」「3.表彰式後の再開場」 が三つの柱でした
「1.表彰式の一部短縮」は、2や3の時間を確保するため、メーカー協賛賞の表彰を行いませんでした。
「2.もうちょっとで賞の新設」は、学びの時間として「3名での協議審査では選外になったけれど審査員それぞれが好きな作品」を”もっとこうしたらさらに良かったはず”という観点から講評していただく企画です。
その中で「審査員によって作品への評価基準が違う」ことがわかるディベートが突如発生するなど、内容としては非常に濃いものになりました。ただ、実際には入賞作品の次点という立ち位置でありながら心象的によくないという声もありました。来年はタイトルやアプローチの仕方を再考し、学びの場としてよりためになるコーナーにしていく予定です。
「3.表彰式後の再開場」では、表彰式中に作品に受賞リボンを掲示。表彰式後に展示会場を再開場して、作品の前で記念写真を撮影する時間や、審査員の先生と交流できる時間を設けました。この時間は非常に有意義であったようで、来場者から満足の声を多く頂戴しました。しかしながら、本年は新設したコーナーなどの影響で予想以上に表彰式に時間がかかったため、この時間をあまりとることができませんでした。来年は、この時間を少しでも長くつくれるように開始時間を含めて検討していきます。



BOOTH and WORKSHOP
OKAYAMA PHOTO AWARD 2025では2社様のご案内ブースと無料セミナーが開催されました
1)フィルターメーカー2社によるブース展示
昨年に引き続きロカデザイン企画株式会社様(5/31-6/1)と、本年初参加の H&Y Filters Japan様(5/30-6/1)によるブース展示がありました。
ロカデザイン企画株式会社 様もH&Y Filters Japan 様 もフィルターメーカーではありますが、それぞれに特徴があります。
また、フィルター以外の「撮影に便利な機材」もそれぞれ展示され、三脚(ロカデザイン企画株式会社様)やソフトボックス(H&Y Filters Japan様)についての説明を聞く来場者の姿が見受けられました。
機器メーカーの直販店がない岡山ではこういった機会は珍しく、来場者に喜ばれておりました。


2)ロカデザイン企画様による無料セミナーの開催
ロカデザイン企画株式会社様(以下ロカデザイン企画様)は、KANIフィルターをはじめ各種写真用品を取り扱っているメーカー様です。
6月1日(日)には、「フィルターワークで自分にあった表現をしてみよう!!」と題して、より美しい写真を撮るためにどのような表現を求め、どのようなフィルターを選択していけばよいか?といった内容の無料セミナーを開催。審査員の永島俊介先生も登壇され、撮影した写真と使用したフィルター、どのような意図でそのフィルターを選択したかといったことも含めてお話をされていました。
2年目の今年も21名が参加され、伊藤社長の約1時間にわたるセミナーを熱心に聞いていました。


2025年出品作品
風景・自然部門 53点、自由部門 82点 アオハル部門 46点 合計181点
たくさんのご応募、誠にありがとうございました
2025 Partner
- 協賛パートナー -
ナカイ写真工房 / ロカデザイン企画株式会社 / H&Y Filters Japan / フォトパートナー岡山 / 株式会社よしみカメラ / 株式会社ジョイ / 株式会社ナニワ商会 / ハクバ写真産業株式会社 / 株式会社ニコンイメージングジャパン / KCT 倉敷ケーブルテレビ
- 後援 -
TSCテレビせとうち / KSB瀬戸内海放送 / RNC西日本放送 / FMくらしき / 山陽新聞社 / OHK岡山放送 / RSK山陽放送
※番組にご招待いただきましたFMくらしき様、取材の上に放送してくださいましたKCT 倉敷ケーブルテレビ様、たまテレ様には特に深く御礼申し上げます。
(順不同・敬称略)
収支報告
単年度では赤字ですが、2023の繰越金を合わせ余剰金が発生しております。
この金額は、2025の準備に伴う繰越金として使用させていただきます。
収支が確定しましたら、公開いたします。(7月中旬予定)